「子育てを手伝う」は禁句!育児の新しい考え方とは

育児

夫から子育てについて「手伝う」と言われてカチンときたことはありませんか?
私もよくあります。

「育児は母親の役割」という固定概念が、まだまだ世間にあるように思います。
そこで「子育てを手伝う」という表現が持つ意味と、これからの育児で父親がどのように関わるべきか、新しい考え方についてご紹介します。

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「手伝う」という言葉に潜む問題点

「手伝う」という言葉は、育児があくまで母親の主な責任であり、父親はサポートをする役割にとどまるという意識を示しています。
これによって、育児の責任が母親に偏りやすくなり、父親の関わりが一時的で限定的なものになりがちです。
つまり、父親が「手伝う」という立場に甘んじることで、育児の負担が不公平に母親に集中し続けてしまいます。

さらに、「手伝う」という言葉は、父親の育児に対する主体性を奪う可能性もあります。
父親が自ら積極的に育児に関わらず、あくまで「求められたときに助ける」存在になってしまうからです。
これでは、子どもとの関係が深まりにくく、父親自身も育児に対する達成感や喜びを得る機会が減ってしまいます。

育児は、母親の仕事でも父親の仕事でもなく、両親が共に担うべき共同作業です。
「手伝う」という言葉を使い続ける限り、育児は母親にとって重荷であり続けてしまうのです。

新しい考え方「育児は共同で」

「共同作業」とは、単に家事やお世話を分担するだけではありません。
子どもが成長する過程で感じる喜びや苦労を、父親と母親が一緒に経験し、乗り越えていくことが大切です。
たとえば、子どものおむつ替えや食事の準備、寝かしつけといった日常的なケアに加え、子どもの感情面や成長のサポートにも父親が積極的に関わることで、子どもとの絆が深まります。

また、育児を共同で行うことで、父親と母親の間のコミュニケーションも活発になり、お互いの役割や負担について理解を深めることができます。
これにより、夫婦の関係性もより強固になり、家族全体の幸福感が高まるのです。

育児を「母親の仕事」「父親の手伝い」という枠から外し、二人が対等な立場で共同して取り組むことで、子どもは両親からバランスの取れた愛情を受け取ることができ、安心して成長できる環境が整います。
育児はただの作業ではなく、家族全員で共に歩む大切なプロセスなのです。

かけてほしい言葉の例

そうは言っても、「何をすれば良いか分からない」という場合があると思います。
そんな時にかけてほしい言葉を紹介します。

「何をしたらいい?」
ママが忙しそうな時や、困っている時は素直に聞いてください。
きっと具体的にしてほしいことを言ってくれます。

「〇〇するよ」
オムツ替え、部屋の片づけや掃除、洗濯、ご飯作りなど、やることはたくさんあります。
できることから積極的にやってもらえると嬉しいです。

「今日(明日)は一日ゆっくりしておいで」
一日は難しくても、数時間でも一人で出かける時間があるとリフレッシュできます。
当日言われても、やらなくてはいけないことがあったり、どこへ行くか思いつかない時があるので、できれば前日までに行ってほしいです。

他の禁句は?

禁句はまだまだあり、家庭(人)によっても違うと思いますが、私が言われてムッとした言葉と、対処法を紹介します。

うさママ的ワースト3

3位:「〇〇だって~」
「オムツ替えて」「お水ちょうだい」など、子どもから言われたことをそのままオウム返しされても、「え?あなたがやって?」と思います。

2位:「任せるよ」「好きにしていいよ」
何か相談した時に、これらを言われると突き放された気持ちになります。
ただ難しいところもあり、「これにしようと思う」というように、ただ背中を押してほしいだけの時もあります。
その時は、「自分もそれがいいと思う」と答えると、丸く収まります。

1位:〇〇してあげる
「〇〇しておいてあげたから」は、「手伝う」と同じで、自分の仕事だと思っていないから出る言葉です。
シンプルに「〇〇したよ」と言いましょう。

禁句を言われた時の対処法

本当は、言われ時にその場で自分の気持ちを伝えるのが良いと思います。
でも私の場合はカッとして感情的になってしまいそうで・・・、その時は不機嫌になるだけです。

そして、言った本人は悪気がないのでまた同じことを言います。
なので、次に言われるまでに、「なぜ嫌なのか」「どういう言い方をしてほしいのか」、考えをまとめておきます。
すると、次に言われても落ち着いて説明ができるのです。
冷静に、淡々と説明をすれば、ケンカになることはないでしょう。

父親が育児に主体的に関わるメリット

父親が育児に主体的に関わるメリットは、単に母親の負担を減らすだけではありません。
家族全員が幸せな時間を過ごせるようになります。

子どもとの絆が深まる

父親が日常的に育児に参加することで、子どもは「パパも自分を大切にしてくれている」と感じ、自然と信頼関係が強くなります。
食事の時間や遊びの時間だけでなく、寝かしつけやお風呂といった毎日のルーティンに父親が積極的に関わることで、子どもは父親に対して安心感を持つようになります。
また、こうした関わりの中で、父親も子どもの成長を間近で感じられることができます。
子どもの小さな変化や成長を共に喜び、困難を乗り越える過程で、父親自身も育児にやりがい満足感を得ることができます。

夫婦間の協力が深まり、家庭内のストレスが軽減

母親が一人で育児の大部分を担うと、肉体的・精神的な負担が増えやすくなりますが、父親が積極的に関わることで、その負担が分散され、母親もリフレッシュする時間を確保できるようになります。
また、夫婦で育児を共同で行うことで、お互いに対する理解や感謝の気持ちが生まれ、家庭内の絆が強まります。
結果として、夫婦間のコミュニケーションも円滑になり、育児に関する意見交換もしやすくなるでしょう。

父親自身の成長にもつながる

育児はただの肉体的な作業ではなく、子どもの感情や発達に深く関わる重要な役割です。
父親がその過程に関わることで、自分自身も新しい発見や学びを得ることができます。
子どもとの対話を通じて、父親自身の視野が広がり柔軟な思考や共感力が養われることもあります。

まとめ

言葉を変えることで意識も変わります。
日常的に「一緒に育てる」「共に担う」という姿勢を持つことで、父親は育児に対する責任感を自然に持ち、家族全員がより幸せな生活を送ることができるでしょう。
今日から、あなたも「手伝う」ではなく、「共に育てる」意識を持って、育児に積極的に関わってみませんか?

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